海の乙女

あたしはロビンが選んでくれたワンピースに着替えた。

淡いピンクに胸元には赤いリボンがついるデザインで、あたしも一目で気に入った。

「おぉ!!」

「かわいいわ」

「よく似合ってるっス!」

「みんなありがとう。」

感謝の気持ちで溢れるとともに不安もやってくる。

「……あの、本当にこの船にいてもいいの?」

「当たり前だろ!」

「今日みたいたくさん迷惑かけちゃうかもしれな…」

「リリィ」

あたしの言葉を制するようにライトはあたしの名前を呼んだ。

辺りを見渡すとライトなロビン、船員のみんなが優しく笑顔を浮かべている。

「…あたし…みんなの仲間でいてもいいの?」

「ああ!」

あたしは涙をぬぐい、そして

「これからよろしくお願いします!!」

と、大声で言った。


「さあ!湿っぽい空気はこれくらいにして、歓迎会始めるぞー!!」

「よーし!今日は飲むぞー!!」

みんながお酒のはいったジョッキを手にとる。

あたしもライトに渡されたジュースの入ったグラスを手にとった。

「リリィが仲間になったことを祝して…」

「「カンパーイ!!」」
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