最愛の君へ
『ほらっ龍!帰るぞ。』

縄を解き終えた兄貴がめちゃくちゃスーパーマンに見えた

でも…

歩き出す俺達の行く手を阻む存在が二人

『俺達帰りたいんだけど?』

そぅ…

最終ステージボス登場

『久し振りやなぁ。愁』

そぅそぅ

兄貴の名前は愁(シュウ)ってんだ

『相変わらずやなぁ~聡君』

『君付けすんなよ。気持ちわりぃ』

『お久し振りです。愁先輩』

『翔元気そうやなぁ☆聡に振り回されて大変だったろ?』

『いいぇ。(笑)』

あれれれ?

なにこの会話?

仲良さげじゃない?

はぁ?

『目が点になってるぜ。』

そぅ微笑しながら話し掛ける翔先輩なんだけど

そりゃ点になるだろっ!

『まさか龍がお前の弟とは思わなかったけどなぁ』

『俺だって聡のグループに入っちゃって焦ったよ。あのまま染まってったらどうしようかと思ったじゃん』

アハハハハって笑ってるのはいいけどよぉ

俺的には意味わからんっつーの

『龍悪かったなぁ。俺的にはすんなり外してやりたかったけど愁がどうしてもこうしてくれってうるせぇからよぉ』

はっ?

意味わかんねぇんですけど?
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