最愛の君へ
『あぁっとそろそろ帰んなきゃいけねーんだわ。母親明日退院だから準備しないといけねーんだわ。』

『あぁ。手間取らせたな。愁今度飲みにでも行こうぜ』

『あぁ。じゃあな』

『あと龍!!』

『はぃ!?』

『喧嘩も心も…強くなったな』

『あ…ありがとうございます!!』

そぅ一礼すると

満弁の笑みで微笑む先輩達を見て

なんだか嬉しくなった

『てかよぉ兄貴!!聡さん達と友達だったのかよ!?』

『そうだよ?』

『なんで教えてくんねぇんだよ!!』

『だって…教えたらお前にお返しできないじゃん』

『お返し?』

『母さんと俺を困らせた代償』

ニコッと笑いそぅ言い放つ兄を見て

俺もつられてニコッとしてしまった

< 22 / 106 >

この作品をシェア

pagetop