最愛の君へ

出会い当初編

『桜咲くこの季節、我が校の一員となった生徒諸君…~!"#$%&%$』

只今入学式真っ最中

この校長まぢで祝辞なげぇ~

そぅ思っていた時隣りにいた可愛い系の僕ちゃんが話し掛けてきた

『ねぇっ!!』

『…』

『ねぇってば!!』

はぁ?

『やっとこっち向いた☆』

なんて言いながら目を輝かせているこいつの印象は

女みてぇ~

『名前何て言うの?』

『龍』

『龍ってんだ☆俺は壱!ヨロシクネ!』

そぅ

こいつこそ紛れも無く俺の親友となる壱との出会いだった


『あっそ』

『あぁ~冷たくな~い?』

『お前うっせぇよ』

『龍ちゃん冷たい!俺泣いちゃうよ』

『…』

なんだこいつ

ウザイ奴やなぁ~

それからも壱の質問責めにあったせいか

長く感じていた入学式は

あっと言う間に終わった

式を終えクラスに着き自分らの席に各自着席する

『りゅーうーちゃんっ☆』

はぁぁ?

隣りを見れば

『最悪…』

『最悪って何さぁ~!!』

壱だった

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