最愛の君へ
それからと言うもの

毎日毎日毎日毎日…

俺の後ろを付いて回る壱

最初はうざくてしかたなかったけど

徐々にこいつ面白い奴だなぁって事に気付いて

いつしかめちゃくちゃ仲良くなっていた

壱は持ち前の明るい性格と人なっこさで

男女問わずクラスの人気者だった

俺わと言えば

一匹狼体質は未だ健在で

周りから見れば"冷たい男"的な見方をされていた

隣りの女子に話し掛ければびくつかれるし

だけどヤンキーっぽい女には言い寄られて

俺昔と変わんねぇじゃん…

なんて凹んだ日も有った

けどそんな俺の事を察してか

壱は誰かと話す度に俺に話しをふってくるようになった

そんな俺も壱のお陰でクラスの男共と馴染める様になった

そして

拓とも
< 26 / 106 >

この作品をシェア

pagetop