最愛の君へ
気がつけば

日は沈みかけていて

携帯のディスプレイを覗くと

時間は18時を回っていた

たった数秒の会話から

約20分近く経過していて

その間俺らの雰囲気に気付いたこのバカップルは

漸くパートナーをチェンジした


もちろん

俺の隣には壱

優ちゃんの隣には性悪女

出来ればこのまま帰りたい気分だけど


それはやっぱり無理な話


そして今

俺らはラーメン屋に来て居る


何でもこのラーメン屋は壱のイチ押しみたいで

どうしても優に食べさせたかったらしい

完璧に

こいつらのデートに付き合ってるだけじゃんかよ!

何て心の中で突っ込み入れて


こいつが言ゔイチ押しラーメン゙とやらを待ってる所なわけだ

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