最愛の君へ
『ここのラーメンまぢうまいんだって!!』

『お前さっきからそればっか』

この店が相当お気に入りらしく

うまいうまいと何度も連呼する壱は

彼女が居るからだろうか

いつも以上にテンションが高い

壱の言う通り相当おいしいのだろう

いらっしゃいませ!

の声を何度聞いただろうか

入口前にば予約表゙と書いてある紙がボードに貼られている

1、2、3……

軽く数えても

7組程確実に待ち状態だ

幸運にも俺らが訪れた時間帯は

ピーク直前だったらしく

丁度5席程空いていた

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