最愛の君へ
全員が同じ席にわなれなかったものの

店のいきな計らいのお陰で

お互い

近くの席に座る事が出来た

でも内心救われたと思った

性悪女が目の前に居たんじゃ気まずくて仕方ない

壱達には悪いが内心ホッとした

蛍光灯の下で見る性悪女の顔は

優ちゃんの可愛さに劣らない程綺麗だった

この顔であの性格だもんなー


勿体ねぇ~

それにしてもこの容姿でラーメン屋なんて

場違いすぎないか?

ラーメンて言うよりパスタの方がシックリくるような気がした


一際目立つ二人の存在は

従業員もろとも店内に居る男達の注目の的になっていた

『お待たせ致しました~!!』


目の前に置かれたラーメンは


匂いで分かるくらいにうまそうで

思わず唾を飲み込んだ

ふと考えたら

本日初のまともな飯だという事に気がついた
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