最愛の君へ
『まぢかよ~!!』

『シッ!!お前声でけぇんだよ!!アホッ!』

『つまんねぇ~の…』

『あのなぁ~俺がこのかた女好きになった事あっか?』

『まぁなぁ~でもあの子可愛いしクールな龍にはあの子の性格いいかなぁとか思ったんだけど』

『ありゃ冷め過ぎだな。』

冗談はよしこちゃんだよ

まぢで

間違ってもあんな性悪女好きにならねぇ

『壱!!龍君!!』

げっ…

もしかしてさっきの会話聞かれてたんかな…

『見て見て!!雪が降ってるよ!』

言われるままに窓の外を眺めると

初雪がシンシンと舞い降りていた
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