最愛の君へ
外はめちゃめちゃ寒くて

思わず背中を丸めて歩いた

いつもは殺風景な景色の大通りも

Xmasに備えて

きらびやかに彩られている

周りを見渡せばカップルばかりで

熱いね~なんて言いながら

イルミネーションを堪能しながら帰っていると

世間ではギャルと呼ばれている派手な女に

突然後ろから声を掛けられた

『なぁ今から亜紀の店来ない?…』

最初はキャバクラの勧誘目的で声を掛けたみたいだけど

俺の面を見てタイプだったのか


『やっぱ辞め!!ねぇっ!今から遊ばない?』

なんて言われて

考えた末

『あぁ』

二つ返事をしていた
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