最愛の君へ

恋?

それから俺達は

暇潰しにゲーセンに行った

亜紀が可愛いと絶賛するリラッくまの縫いぐるみをUFOキャッチャーでGETすると

縫いぐるみを抱き締め

笑顔で喜んでいた

やっぱ女はこれくらい可愛くなくちゃな~なんて思ったわけで

無意識にあの性悪女と比べてしまっていた

その後亜紀は夜景を見たいと駄々をこね始め

仕方無く単車を取りに自宅へ向かった

付いて来ると聞かない亜紀を


迷った末家の付近まで連れてきた

幸運にも単車はアパートから少し離れた知り合いの小屋を借りていた為

何とか家を知られずにすんだ


その日知り合った女に家を教えるのは気が引ける


亜紀は少し不機嫌になったが

夜景を見に連れて行くと

すぐ上機嫌になっていた

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