最愛の君へ
元々多くを語らない奴だけど

あいつが想いを寄せる相手と言えば一人しか居ない

それは幼き頃から拓を知る俺しかわからない

プレイボーイと言う名の面を被せる事で

自らの恋愛を犠牲にする

本当の真意を…

俺は知っている

その選択が

正しいか間違ってるかなんてわからない

苦しくとも

悲しくとも

拓がそれを望むのなら

俺は何も言わない

言った所で

簡単に首を縦に振るやつではないという事は

十分分っているのだから…

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