最愛の君へ

変化

あれからどのくらいの月日が経ったのだろうか

ポチが我が家へきてすでに3日は経つだろぅ…

3日かよッ!

なんて一人ニヤニヤしながら

1日の怠い授業を終え

締めとも言えるホームルーム最中

自分のボケにツッコミ入れている俺

そのくらいポチを愛しちゃってるわけで

今日の晩ご飯何食わせてやっかなぁ…

なんて考えている時

クラスの奴等が教室の窓に集まり

何やら騒いでらっしゃる

いつの間にか担任は居なくて

俺が妄想に浸っている間に

ホームルーム終わっちまったらしい

『やっべッ。まぢ可愛いんだけど…』

『俺まぢタイプー!!!!!!』

奴等は窓越しの誰かに恋しちゃってる?みたいで

えらく騒いでいる

『龍ッ!!龍ってば!?』

『なんだよ…』

『ちょっ!!あそこッ!!校門前にぃッッッッ!!』

あまりに壱が見ろ見ろとしつこいもんだから

仕方なく壱に言われるまま窓へ行き校門付近に目を向けると

そこには

居るはずのない

一人の女がいた
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