最愛の君へ
『…あれ?いづみちゃん?こんな所で何してんの?』

偶然を装って話しかけて見たけど…

バレバレ…?かな…

『こんにちわ』

俺の勘違いかもしれねぇけど

彼女の言葉が

俺には緊張している様に聞き取れた

『どうしたの?誰か待ってんの?』

『…』

The沈黙…

余計なお世話だよな

俺にゃ関係ないって話しだよな

『関係ないって感じだよね~…アハハ。んじゃな…』

『……ヌ』

『?えっ?』

『この間の犬…どうしたのかなって…』

『あっ…あー犬ね☆元気だよ!うん!元気元気!!』

『ホントに…飼ってくれたんだ…』

『ったりめぇじゃん☆めちゃくちゃ説得したし!』

『…』

痛い…

また沈黙だ

つか俺じゃなくて

子犬の事で会いに来ただけかよ…

ん?

何で俺凹んでんの?

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