最愛の君へ
あれから一週間が過ぎた

毎日毎日

今日来るんじゃね~かとか

無意味に部屋片付けたり

家居るくせに部屋着じゃなくシャレた服着たりして

何度もポチとアパート付近を散歩したりもした



俺何やってんだか…

何かさぁ…

俺めちゃくちゃ待ってるみてぇじゃねぇかよ…

『はぁ…』

深い溜め息をついて

煙草を手に取り火をつけてふと携帯を見ると

知らない間にディスプレイには不在着信の文字

誰だと思い確認すると

着信の相手は拓からだった
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