素顔の先輩と甘い休息〜番外編〜
翠央ちゃんから誘われたのは嬉しいけど、匠のことだ…


断固禁止の姿勢は崩さないだろうな…。


「私、匠先輩に言ってみます…。“留羽先輩のこと、もう怒ってないので、先輩の禁止令を解除して下さい”って…。」


「えっ、ちょっと待って翠央ちゃん!!そ…それは止めておいた方がいいと思うよ、絶対!」


心配そうな表情を浮かべる翠央ちゃんの前で、ブンブン首を左右に振った。


匠は、まだ怒ってるわけだし、ここでいくら翠央ちゃんがお願いしても、解除は無理だろう…。


っていうか、アイツのことだから、俺が無理やり翠央ちゃんに言わせたんじゃないか…とか考えそうだよな…。


そんなことになったら…


本当にケンカに突入しそうだ。



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