素顔の先輩と甘い休息〜番外編〜

ドッキン…


嫌でも心臓が自然と飛び跳ねる。


な…なんだ?
今の質問…。


そんなに俺、嬉しそうにしてるんだろうか…。


「た…匠の気のせいじゃねぇの?俺は普通だよ、いつも通り。」


「いや、気のせいじゃねぇよ。あの部屋に入るなって言った後、沈んでた留羽が、昼休み挟んだら鼻歌混じりのご機嫌な留羽に変わってれば、何かあったんだろうなって推測は出来る。」


さ…さすが匠。
秀才だけあって、俺の些細な変化にも敏感ってわけか…。


どうする俺…。


ここで正直に、昼休みは翠央ちゃんと一緒だった…って白状するべきか!?


それとも……



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