素顔の先輩と甘い休息〜番外編〜
翠央ちゃんが匠に言ったりするわけないだろう…とは最初から思ってたけど…
まさかそんな身近から漏れるとは思ってなかった。
そういえば、佐々木…
購買の常連だっけ…。
翠央ちゃんに会えたことで浮き足だってたから、昼飯持って屋上に向かうところを見られたことなんて、気付かなかったな…。
「で、何してた?本当に昼飯食べただけか?」
「当たり前だろ?匠の好きな女を襲ったりするかよ。」
疑いの眼差しを向ける匠に少しムッとしながら反論するものの…
「前に襲おうとしてたじゃねぇかよ!」
すかさず匠からグサリと刺さる言葉が入り、すぐに俺は小さくなってしまった。