素顔の先輩と甘い休息〜番外編〜

嫌な予感を抱きながら、急いで匠を探して、そのことを伝えることが出来て良かった…。


もっと発見するのが遅くなってたら、その分…翠央ちゃんも怖い思いすることになってただろうし…。


本当、良かった…。


「翠央ちゃん、俺は大したことしてないから、頭上げて?実際、助けに行ったのは匠だからさ…。」


ね?と翠央ちゃんの肩に少し触れると、ゆっくりと顔を上げた。


「でも、匠先輩に教えてくれたのは留羽先輩です…。本当に、ありがとうございました。」


ニコッと笑った翠央ちゃんは、次の授業があるから…と言って、走って行ってしまった。



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