素顔の先輩と甘い休息〜番外編〜
えっ…何だ!?
翠央ちゃんのお願い??
ま、まさか…
匠に愛想が尽きて、俺のことを好きになってくれたとか…!?
それで、偶然会った今…
“付き合って下さい”っていうお願いをしようとしてるんじゃ……
妄想が自分でも驚くぐらい、どんどんと膨らんでいた。
徐々に速くなっていく鼓動を落ち着かせながら、続きの言葉を待った。
「あの……今日は、どうしても大切な用事があるので、匠先輩に部屋に行けません…って言付けをして欲しいんです…。」