素顔の先輩と甘い休息〜番外編〜
「暁、おはよっ!」
「おはよ、翠央。」
毎日明るく挨拶を交わすのも、昔からの俺たちの日課。
翠央は、ニッコリ笑顔全開で挨拶してくれるから、清々しく朝を迎えられる。
「翠央!今日さ、母さんが夕食一緒に食べないか?って言ってるんだけど…来ないか?」
「いいの……?いつも呼んでもらってばかりで、なんか申し訳ないな…。」
遠慮がちに言う翠央に、首を左右に振った。
「翠央とは小さい頃からの付き合いだろ?母さんも翠央が来てくれるの嬉しいんだよ。だから、遠慮すんなって!」
俺は、いつも微妙に嘘をついてた。