素顔の先輩と甘い休息〜番外編〜
「た、匠先輩っ!わ、私は…えっと……食べられませんので、他にないですか?」
固まっていた翠央が、ぎこちなく売場を見回した。
そういう答え方も、翠央らしくて微笑ましい。
まあいっか…。
弁当のことをずっと考えていても仕方ねぇよな。
これから、翠央の家で手作りの昼ご飯を食べるわけだし…。
その後は…
二人きりの時間をゆっくり過ごそう…。
理性を保ったままでいられるかは、分からねぇけど。