素顔の先輩と甘い休息〜番外編〜
「あ、そうですか。」
落ち着いて言ったが、内心、少しビックリしていた。
“秘密”って言われると妙に危険な香りがするのは俺だけか…?
しかも、相手はこの校内一の人気者の相沢先輩。
どう考えたって、危険だろ?
しかも、あのニッと口元を緩ませながらの笑みと、口振りからして、結構前から翠央と……
そう考えただけでも、胸がざわついてくる。
これから翠央は、秘密の場所で先輩と会って…
そのあと……
ダメだ……
考えると、気持ちが沈みそうだから、やめておこう。