素顔の先輩と甘い休息〜番外編〜
そう思いながら、過ごしていたある日の放課後。


部活が久々に休みだった俺は、翠央と帰ろうと思っていたけど……


ふと席を見ると、翠央の姿が見当たらなかった。


「あれ?皆島。翠央は?」


「えっ…、あれ??おかしいなぁ……さっきまで自分の席の所に居たのに……。」


翠央の友達の皆島 智依は、不思議そうに首を傾げる。


どうやら、皆島も翠央がいなくなったことを知らなかったらしい…。


「そういえば、ここ最近…翠央ってば、授業が終わると直ぐに帰っちゃうんだよね…。この前もカフェに誘ったけど、用事があるって先に帰って行ったし…。」

皆島も、詳しいことは何も知らないみたいだ。


翠央……一体、どうしたんだろうか…。



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