ケンカ友達に恋する17才。



「全「あぁあぁぁ─っ!」


一登がリピートしようとしたので俺はこれでもかと言うぐらい大声を出した。


教室内がしん…っ…と静まり返ってしまった。



「はぁ…はぁ…」



俺は荒くなった息と赤くなった顔をゆっくりと沈めていった。



「木原、ちょっとこい」



グイッ



「えぇ!?」



俺は木原杏理の腕をとり、教室から出た。








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