ケンカ友達に恋する17才。
●恭平side
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あっというまに3日がすぎ、今日は初純と一緒に美術コンクールにきている。
「うわ〜…すごい!」
「すげぇな…」
初純は会場に入るなり、『すごい』を連発。
俺は私服の初純に少し戸惑っていた。
部活の時のジャージや制服とは違って、少し短いスカートに半袖のシャツ。
まぁ、暑いんだろうけど…
そんなことを考えていると、初純が突然俺を見た。
「何じろじろ見てんの?」
「は!?じろじろなんか見てね─し!」
「ふ─ん…」
「なんだその疑いの目は」
初純と言いあっていると、突然俺と初純の間に誰かが割って入った。