ケンカ友達に恋する17才。



なんで…


どうして…



陽ちゃんがここにいるの!?



「はぁ…はぁ……っ」




会場の外は、澄みわたるように晴れていて、風が心地よい。



私は木の下にあったベンチにゆっくり座った。







「…陽…ちゃん…」





…───



『久しぶり』


『初純』



────……









ふっと風が吹いたその時、誰かが私の名前を呼んだ。








「初純!!」










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