ケンカ友達に恋する17才。
●初純side
「あれ、杏理は?」
「あぁ…、ちょっと。すぐ帰ってくるよ」
購買から帰ってくると、杏理がいなくて、一登が一人でお弁当を食べていた。
私も一登の横に座ってメロンパンとオレンジジュースを机に置いた。
「…初純っていつも購買行ったとき、その組み合わせじゃね?」
一登が卵焼きを口に入れながら言った。
「あぁ…まぁ…好きだしね、」
「……?」
私はメロンパンを口に入れながら、窓の外を見た。
…甘……。