ケンカ友達に恋する17才。



───………



「では、ホームルームを始める。今日は─…」



朝のホームルームが始まった。



私は窓の外をボーッと見ていた。



こんなふうに、毎日が流れていく。






…─そう、思ってた。









「では、最後に転校生を紹介する」





…─え…?転校生?








そう思った瞬間、耳に入った言葉。







「カッコよくない?」

「きゃ─♪」









窓の外の景色から教室のドアに目を移す。










次の瞬間、自分の目を疑った。









なぜなら、教壇に立った転校生は…





紛れもなく陽ちゃんだったから。









< 120 / 256 >

この作品をシェア

pagetop