ケンカ友達に恋する17才。
「「え゙」」
思わず出た言葉が恭平とかぶる。
「相変わらずわかりやすいね、初純は」
「ちょ…陽ちゃん、待って!」
「どうかした?」
「あのね、恭平とはそうゆう仲じゃないから!」
「そうかな〜…」
「う、うん!!」
恭平は私と陽ちゃんの会話に入ってこようとせず、というか、入ってこれず、ただ聞いていた。
陽ちゃんは「ふーん…」と小さくいいながら、恭平をちらっと見た。
「でも残念だな」
「「え?」」
「俺、初純のこと、好きなのに」