ケンカ友達に恋する17才。


けれど…、



『陽ちゃん、今日も美術部行くの?』


『うん、出来上がったら初純に見せてやるよ』





そう言って、よく陽平は初純の頭を撫でてたっけ…。





『うん!楽しみにしてるね!』







桃色に染まった頬。



俺に向けられる笑顔よりも輝いて見える表情。










初純は俺じゃなくて、陽平をずっと見ていたね。









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