ケンカ友達に恋する17才。



────………




「…じゃあな」


「うん…」



家の前についたときは、だいぶ日が落ちていて。



けれど、私はしっかり恭平を見ていたんだ。







「…恭平!!」









遠ざかるその姿を呼び止めると、後ろを向いてくれた。








「送ってくれてありがとう!!」






「あぁ」









そう言ってニカッと笑った恭平の顔は夕日に照らされて、とてもきれいだった。







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