ケンカ友達に恋する17才。
ガラ…ッ
「「あ゙」」
「おはよう、初純と木原さん♪」
「おはよう…」
「おはよう!宮下君っ」
教室に入ってきたのは陽ちゃんだった。
…─このタイミングで来ないでよ〜っ─…
「何の話、してたの?」
「あぁ!あのね、初純と宮下君の関係「ストーップ!!」
私は勢いよく杏理の口を手で塞ぎ、ずるずると教室のドアの前まで引っ張った。
「陽ちゃん、またね!!」
「ちょっと〜…は─す─み─っ」
陽ちゃんは頭にハテナマークを浮かべたまま、笑っていた。
私はおもいっきりひきつった笑顔を残し、杏理をつれて屋上に向かった。