ケンカ友達に恋する17才。


「…ごめん…」


「……」


私と一登の間に沈黙が流れる。



「……」


「…っ…」




…─あ…れ?





「初純…!?」


「ごめっ…なんか…」



悲しくもないのに涙が頬をつたう。



一登は心配して、ハンカチを渡してくれた。




「ごめんな…」



そして、とても切ない顔で、優しく頭を撫でてくれた。









< 159 / 256 >

この作品をシェア

pagetop