ケンカ友達に恋する17才｡

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そして、時は過ぎ、あっという間に夏合宿当日だ。


女子バスケ部と、男子バスケ部は学校の近くの公民館で合宿をする。


公民館の隣には、町民体育館があるので、毎年、そこで練習をする。



｢初純、パス！｣


｢はい！｣



さっそく体育館で練習だ。


｢あっ｣



シュートを外してしまい、ボールが男子のコートに入ってしまった。



トコトコとボールを取りに男子と女子の間でコートを仕切ってあるネットの近くまで行くと、男子が練習していた。






｢………あ｣





ちょうど恭平の放ったボールが綺麗な放物線を描いて、ゴールに吸い込まれていった。