ケンカ友達に恋する17才。


────………


あれから、何事もなかったかのように練習をこなし、夕飯の時間になった。


「え…」

「まじかよ…」



そして、みんなで食事をする食堂についた俺と一登は目を疑った。



「あっ、神崎君♪」



木原が普通に座ってカレーを食べていたからだ。



「美術部もここなわけ?」


「うん!」


ニコニコしている木原に思わずため息がでる。


「神崎君、表に出すぎだよ。宮下君がいるからって」



そう、少し遠くのテーブルにはあいつがいた。







< 168 / 256 >

この作品をシェア

pagetop