ケンカ友達に恋する17才。


思わず木原の横の席に腰かけると、一登は木原の前に座った。


「…木原」


「ん?」


木原はスプーンを動かすのをやめてこちらを見た。



「初純…は?」


「知らないよ─。さっきまで私、スケッチに行ってたし」


「…そうか」


「気になるなら探してきなよ〜♪」


木原は再びカレーをたべだした。







…………。








俺は食堂をでた。





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