ケンカ友達に恋する17才。
…─やっぱり。
と、思ってしまう俺は重症だな…。
「はぁ─…」
「気にしないで練習再開しよ─ぜ?」
一登が俺の肩を叩いた。
「…おう」
そして俺はまたボールを追いかけ始めた。
─────………
─…
「「ありがとうございました!」」
合宿2日目の練習も終わり、いつもどうり水道場に行こうとすると、誰かに肩を叩かれた。
「恭平!」
「…ん?」
…─!!
「…お疲れ様」
「……お疲れ」
後ろを振り向くと、初純がいた。