ケンカ友達に恋する17才。
●初純side
「陽ちゃ…」
「夕飯食べに行こう?」
陽ちゃんはニッコリ笑う。
「…行ってくれば?」
…─え
恭平を見ると、口元は笑顔だが、目は全く笑ってない。
…怒ってる…。←
「私は…恭平と…っ」
「ほら、早く行かなきゃ!」
そう言って陽ちゃんは私の腕を引っ張った。
「え…きゃっ」
強く引っ張られ、体が傾く。
恭平にまた言えなくなっちゃう……!
そう思った時、
「7時に屋上で待ってる」
…─え?