ケンカ友達に恋する17才。
ついた先は陽ちゃんが寝泊まりしている部屋。
「お邪魔します」
「入って入って」
中に入ると絵の具の匂いがして、夜もここで描いているんだと思った。
「合宿明日まで?」
「うん、バスケ部も?」
「うん」
そんな話をしていると、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「先輩、明日のことで少しいいですか?」
「…あぁ、う─ん、行ってきてもいい?」
「ぇ…うん、」
陽ちゃんは私に頭をさげて、後輩と一緒に部屋を出ていった。
時間…ヤバイな…。