ケンカ友達に恋する17才。


────………


翌日。


あれから一睡も出来ず、朝を迎えてしまった。


今日は合宿最終日。


私は早くから体育館に行き、お茶を水道場で作っていた。


「…はぁ─……」



キーパーの中に流れ込む水をボーッと見つめていた。



水を見ていると、恭平を思い出す。



あの日の夕日に照らされた恭平の横顔。




「…………」








忘れられない。








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