ケンカ友達に恋する17才。

●初純side



翌日。


夏合宿も終わり、長い夏休みが始まった。



陽ちゃんへの返事はまだしていない。



「はぁ──…」



家でゴロゴロとしていると、ケータイが鳴った。



「…ん?」



着信は杏理から。



ピッ




「もしもし?」


「初純、合宿お疲れ様〜」


「美術部もお疲れ様!今日はどうしたの?」


「あのさ、明後日の夏祭り、行く?」



…夏祭り?







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