ケンカ友達に恋する17才。


足はだいぶ痛みもひいて、1人で歩けるようになった。


まだ少し腫れている足を見ると、恭平を思い出す。


「…………」




夏祭り…、恭平も行くのかな…?




ケータイをもう一度手に取り、電話帳から「神崎恭平」をスクロールで合わせた。







……やめよう…。








ため息をつき、ケータイを閉じて、また目を閉じた。







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