ケンカ友達に恋する17才。
「俺は…谷野とは…っ」
初純の目が俺をキッときつく見た。
「じゃぁ…なんで…キス、」
「それは…無理やり「好きって言ったらいいじゃんっ!!」
…─?!
今までに聞いたことのない初純のとんでもなく大きな声に驚いた。
そして、初純は目からポロポロと大粒の涙を流しながら、言った。
「…離して」
「………」
「離して!!」
初純は俺から手を振りほどこうとした。
それはびっくりするほど、強く。