ケンカ友達に恋する17才。
●初純side
───……
──…
「ありがとうございました!」
部活が終わり、水道場に向かった。
「初純、お疲れ」
「お疲れ」
一登が先に水道場に来ていた。
蛇口をひねって、水で一気に顔を洗う。
「はぁ─…」
タオルで顔をふき、部室に戻ろうとしたその時、
…─パシ…ッ
「…一登、?」
私が後ろを振り向いて、一登に手首をつかまれていることを気づくのに、そんなに時間はかからなかった。
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