ケンカ友達に恋する17才。


一登は点数板を出しながら言った。



「それで…

初純もそれについていくらしい」







…─えっ…








「今…なんて……」




聞き間違いであってほしい。






「初純はイタリアに宮下と行くんだ」








イタリア…?


ついて…いく…?








俺の頭の中は一気にぐちゃぐちゃになった。








そして…、気づけば走り出していた。









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