ケンカ友達に恋する17才。
二階に上がると、ガラス張りの所から飛行機が飛んでいくのが見えた。
「…初純、今日は来てくれてありがとう」
「え…」
びっくりして陽ちゃんを見ると、陽ちゃんは優しい笑顔で私を見ていた。
「本当に…ありがとう」
…陽ちゃん……。
「……っ…」
言わなきゃ…、
ちゃんと…言わなきゃ。
「…陽ちゃん、私…っ」
その瞬間、私は力強く引き寄せられ、陽ちゃんの胸に収まった。
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