ケンカ友達に恋する17才。



っえ…



「…なんで?」



俺は平然を装い、自転車を押し始めた。



「無口だから」




恭平も鍵を外し、自転車を押す。





「別に…大したことじゃね─よ…」



「ふーん…ならいいけど」



俺をちらっと恭平は見た後、勢いよく自転車に乗った。









「あまり溜め込むんじゃねーぞ」









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