ケンカ友達に恋する17才。


「っえ…お…おわぁぁっ!」


恭平はびっくりして、後ろを振り向いたかと思うと、バランスを崩してそのまま転んだ。



自転車の車輪が無造作に回る。



「おいっ!大丈夫か?」



俺も急いで自転車から降りて、恭平の元へとかけよった。




「いってぇ─…っ」




「あほっ…驚きすぎだ」






恭平のズボンを捲ると、膝から血が出ていた。







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