ケンカ友達に恋する17才。



恭平はゆっくりと自分の膝に手を置いた。






…─!?








「包帯!?」



「昨日、転んでさ」



恭平は少しあきれたように笑うと膝をさすった。




「ごめん…ケガしてたのに…」



「大丈夫だって♪」



「でも…っ」



「…ったく…、」



恭平はそばに転がっていたふでをとったかと思うと、それを私の頬に走らせた。



「ちょっ…何す…」



「でーきた♪」



「??」






「こっちも可愛い」









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